3月28日(土)
よる8時00分~9時49分
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爛漫と咲き誇り、やがて散りゆく桜の美しさは、古くから詩歌に詠まれ、
調度や衣装などの文様に表されると共に物語画・名所絵・花鳥図などの
絵画にも盛んに描かれてきました。それらに込められたのは、
平安時代から現代まで続く、桜に魅了されてきた日本人のこころ。
文化庁の本格的な京都移転をひかえ、京都では美術館の新設または
リニューアルが続く中、今年の『京都夜桜生中継2020』では、
京都に咲き誇る桜を、日本画をはじめ様々なアートに描かれた桜とともにお届けします。
東京2020聖火リレー用トーチのモチーフにもなっている“桜”。
そこに込められた日本人の心を感じる2時間をお楽しみください。
メイン放送席は、
世界遺産 東寺!
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正式名称は「教王護国寺」。平安遷都とともに建立された国立の寺院(官寺)。嵯峨天皇から託された弘法大師空海により、日本ではじめての密教寺院となる。国宝・五重塔の高さは約55mあり、国内の現存する木造の塔としては最も高い。京都随一の桜の名所としても知られ、河津桜・染井吉野・八重桜など、広い境内には、およそ220本の桜の木が植えられてる。その中でも特に大きな、樹齢130年を超える八重紅枝垂れ桜は“不二桜”とよばれている。 1994年(平成6年)ユネスコ世界文化遺産に登録。
出演者
鶴田 真由(女優)
大宮 エリー(作家・画家)
撮影:諸井純二定家 亜由子(日本画家)
佐藤 和哉(篠笛奏者)
司会:竹内 弘一(KBS京都アナウンサー)
中継リポーター:海平 和(KBS京都アナウンサー)
VTRレポーター: 八木 菜緒(BS11アナウンサー)
みどころ
“日本画に描かれた桜”דいまに息づく桜”
の競演!
奥村土牛《醍醐》 山種美術館蔵 × 醍醐寺の桜
※醍醐寺から生中継決定!
加山又造《夜桜》 山種美術館蔵 × 円山公園の桜
富田渓仙《御室の桜》 福岡市美術館蔵 × 仁和寺の桜
林潤一《西行桜》 郷さくら美術館蔵 × 勝持寺の桜
浜田泰介《不二桜》 東寺蔵 × 東寺の桜
加山又造《おぼろ》×高台寺のしだれ桜
※高台寺から生中継決定!
日本古来の“桜色”とは?染めの技術で
現代に再現!その思いとは
“桜色”を現代に再現した染司よしおかを訪ね、「植物染め(草木染め)」の現場に立ち、デザインではなく色の配色で季節や個性を表現する染織作家、吉岡更紗さんに、桜から生まれる日本独自の“桜色”について伺う。
東寺の不二桜の下で篠笛奏者・佐藤和哉が
奏でる“さくら色のワルツ”
「二十一世紀ノスタルジア」と評される篠笛奏者・佐藤和哉。その旋律は、今を生きる自分の心と素直に向き合うことで紡ぎだされる。桜への思いを 自身で作曲した「さくら色のワルツ」の音色をLIVEでお届けする。
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