お知らせ
- 放送終了後、「TVer」にて1週間限定で見逃し配信中! 過去の放送回は「BS11+」で配信中!
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『偉人・敗北からの教訓・こぼれ噺』を「BS11+」で配信中!
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【放送時間のお知らせ】
3月29日(土)は放送を休止いたします。
次回 4月5日(土)は、
・よる8時00分~8時55分【第86回】
・よる9時00分~9時55分【第87回】
の放送となります。
次回以降の内容
第86回「信長と長島一向一揆・織田家の行く末を定めた惨劇」
(4月5日 土曜日 よる8時00分放送)
一度に多くの重臣を失い、織田家の命運を左右することになった織田信長の敗北から現代に通じる教訓を探る。1568年、上洛を果たした信長は足利義昭を室町幕府十五代将軍に据え、天下を治めようと目論むが、これに反発する者たちが手を結び、信長包囲網を形成する。その一角を成した、大坂本願寺の顕如は一向宗の門徒たちに呼びかけ、尾張との国境に位置する伊勢の長島で反信長の戦いを起こす。長島一向一揆である。
4年の間に3度行われたこの戦は、信長が生涯において最も苦戦した戦いの一つ。河川が複雑に流れる、独特の地形での戦いに苦しめられた信長は、長島周辺の諸城を落とすも、なかなか攻略することができない。破格の大軍を擁した3度目の戦いで2万人もの人々を焼き殺し、ようやく勝利を手にするが、頼りにしていた親族や重臣の多くを失ってしまった。信長はなぜ、多大な犠牲を払う結果を招いてしまったのか?
1574年、長島一向一揆を何とか鎮圧した信長は翌年、長篠・設楽原の戦いで武田軍に大勝した後、北陸に向かい、越前一向一揆を鎮圧した。一方、顕如は信長に追放された将軍・義昭の求めに応じ、再度、挙兵するが、味方が続々と崩れ、撤退を余儀なくされる。そして1580年、ようやく、その抗争に終止符が打たれた。もし、長島で多くの重臣を失うことがなければ、その後の織田家はどうなっていたのか?
第87回「明智光秀・丹波攻めと本能寺への序章」
(4月5日 土曜日 よる9時00分放送)
冷静沈着、頭脳明晰で知られる智将・明智光秀の敗北から明日を生きるための教訓を探る。1528年、美濃国に生まれたと伝わる光秀は1570年、織田軍として参加した金ヶ崎の戦いで武名を上げ、織田家臣団の中で最も早く一国一城の主となる。1573年、足利義昭が槇島城で挙兵した際にはすぐさま攻撃し、降伏させるなど、信長の信頼を勝ち取った光秀は1575年、丹波攻略戦の総大将を任されることになった。
国衆を次々と味方につけ、快進撃を続ける光秀は勝利を確信。翌1576年、丹波攻めの総仕上げとして、名将・荻野直正と黒井城の戦いに挑む。ところが、この時、味方の国衆・波多野秀治が突如、謀叛を起こす。明智軍は大惨敗、光秀は何とか逃げ延びたが、ショックで病に伏してしまった。周到な計画で、後に主君をも討ち果たすほどの名将が小豪族を相手にまさかの大失態。光秀の計算を狂わせたものとは何だったのか?
思いもよらぬ敗北を喫した光秀は病に伏しながらも、再戦を見据え、丹波攻めの新たな攻略拠点として、亀山城を造るよう指示。そして、この城を足掛かりに波多野氏の本拠・八上城を攻略すると、黒井城も落とし、念願の丹波平定を成し遂げた。さらに光秀は福知山城を築き、統治者としても力を尽くすが、安息の日々は続かず、信長から非情な命令が下される。その時、光秀の脳裏によぎったものとは?
【再放送】
第76回「蔦屋重三郎・寛政の改革に抗ったメディア王」
(4月7日 月曜日 よる7時00分放送)
『偉人・敗北からの教訓・こぼれ噺』
BS11公式YouTubeにて、毎週火曜日に配信中!
伊東潤先生への疑問・質問を大募集!
視聴者の皆様から寄せられた歴史にまつわる疑問・質問に、伊東先生がお答えします。
番組紹介
偉人たちの「敗北」「失敗」から、
学ぶべき教訓を探る!
偉人たちがおかした「歴史的な大失敗」から、その背景、要因、影響などを読み解き、
偉人の人物像を浮き彫りにするとともに、今を生きる私たちの教訓としていく歴史情報番組。

出演者・スタッフ


進行・中西悠理(キャスター)
関西学院大学卒業。元岡山放送アナウンサー。
子供の頃から歴史漫画を読むことと戦国武将の絵を描くことが趣味で、前身番組の「偉人・素顔の履歴書」の番組MCを務めたことをきっかけに、改めて歴史の面白さを実感。
実生活では、頑固な性格(笑)が禍して失敗してしまうことが多いため、「自分に似た偉人を探してしっかり勉強したい」。好きな武将は、黒田官兵衛。
過去のラインアップ
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解説・伊東潤(歴史作家)
1960年、神奈川県横浜市生まれ。早稲田大学卒業。外資系企業に勤務後、経営コンサルタントを経て
2007年、『武田家滅亡』(KADOKAWA)でデビュー。『国を蹴った男』(講談社)で「第34回吉川英治文学新人賞」を、『巨鯨の海』(光文社)で「第4回山田風太郎賞」と「第1回高校生直木賞」を、『峠越え』(講談社)で「第20回中山義秀文学賞」を受賞。そのほかにも文学賞多数受賞。最新作に『浪華燃ゆ』(講談社)がある。