番組紹介
毎年8月16日に行われ、京都の夏の終わりに欠かせない伝統行事・五山送り火。
盆に帰ってきた祖先をあの世に送り返すための宗教行事で、京都の市街地を囲む「大」「妙法」「船形」「左大文字」「鳥居形」の五つの山に地元保存会の人びとの手によって火が灯されます。
いにしえより守り継がれてきた送り火ですが、ここ2年は新型コロナウイルスの影響により、かつてない危機に瀕しました。
感染拡大防止と伝統行事を守ること。2つを両立するため五山の保存会が悩み抜き灯された炎は、私たち一般市民にも行事の意味を教えてくれる大切な火となりました。
おととし去年と、規模を縮小して実施されましたが、今年は3年ぶりにすべての火床で点火が行われます。
番組では今年も、保存会の方々の思いとともに伝統の炎を生中継でお送りします。
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・写真は例年の送り火のイメージです。
◆メイン放送席
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旧三井家下鴨別邸
豪商・三井家の木屋町別邸として建てられたものを、主屋(しゅおく)として移築、増築を経て1925年に竣工。戦後、国に譲渡され、2007年まで京都家庭裁判所の所長宿舎として使われたのち、2011年に国の重要文化財に指定。
木造3階建てで、「玄関棟」「茶室」「主屋」の3棟で構成されており、最大の特徴は最上階の望楼。広さ3畳半、全面ガラス窓の和室で、東に如意ヶ嶽・大文字を望むことができます。
出演者・スタッフ
司会:
海平和(KBS京都アナウンサー)
解説:
八木透(佛教大学歴史学部 教授)
リポーター:
相埜裕樹(KBS京都アナウンサー)、木村寿伸、久保恵佳
ゲスト:
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(諏訪衿子)でデビュー。
多くのドラマ、映画などに出演、多方面で活躍。
森口瑤子さん より
このような貴重な機会を与えていただき、本当に感謝しております。
目まぐるしい毎日に追われ、いつも見守ってくれているであろう先祖への思いをついつい忘れてしまいがちです。
8月16日は先祖へ思いを馳せるとともに、改めて平和への願いを心から祈りたいと思います。
また、今年は3年ぶりに全面点火されると伺いました。夏の夜空に灯される美しい送り火を心から楽しみにしております。
いよいよ京都伝統行事五山送り火前夜になりました
台風7号の影響で京都市民の皆様には灯るのか等
ご心配されてる方々が多くいらしゃることでしょう
しかし我々保存会の結託は強く悪天候台風でも必ず
点火は行います。亡くなった最後の父親の言葉は
お前は伝統を守り俺の誇りだと その言葉を生涯
忘れません 京都の夏を締めくくる伝統行事は
受け継ぎ受け継がれて行くのです。伝統を守ります
京都市民の皆様我々左大の字保存会が行う炎と京都の山々に薄っすら浮かび上がる灯りをひっそに手を
合わせてご覧頂いたら幸いです。
京都五山送り火連合会 左大の字保存会役員より
名取裕子様京都市民の皆様へ伝えます。