正義感が売り物の国会議員・立花がレイプ事件を起こした。
ところが、マスコミが競って報道した途端、被害者・留美は訴えを取り下げた。
少年の頃から立花にあこがれていた大津は、立花は何者かにはめられたと確信し、その汚名を晴らそうと決意する。
立花は留美と酒を飲んで意識を失い、気がついたらホテルのベッドにいたと知った大津は、岩城に相談。
大津の必死な姿に胸打たれた岩城は、上層部の反対を押し切り、事件の解明に動き出す。
その結果、立花の対立候補・山村とプロの選挙屋・北川が留美を操っていることをつかみ...。

香織と喫茶店でお茶を飲んでいた友人の裕子が突然、姿を消した。
トイレには裕子のハンカチが落ちていて心配になった香織は、岩城に相談する。
そんなとき、現金輸送車襲撃事件が発生、その手口から内部の人間が関係しているのは明らかだった。
事件解決の命を受けた岩城は、襲われた輸送車が裕子の父親が務める警備会社のものだと知って愕然とする。
しかも、事件発生直後、裕子は家に戻ったという。
岩城は犯人グループが裕子を誘拐、現金輸送の情報を流すように父親を脅したと推理するが、父親はビルから転落して死亡。
香織と裕子は犯人グループに襲われ...。

タクシーが強盗に襲われ、運転手と乗客が射殺された。
売り上げを奪って逃走した犯人・片桐を原田・金子の両刑事がモーテルに追い詰めるが、撃ち合いになり、
犯人の片桐と金子刑事が死亡、原田は責任を取って退職、姿を消した。
しかし、原田の行動やわずかの売り上げのために５人の人間が死亡するなど謎が多く、岩城達が事件を再捜査することになる。
やがて、タクシーには代議士に献金される多額のブラックマネーが積まれていたことが判明。
モーテルで原田が片桐を射殺し金を奪うのを目撃していた女がいたことも分かり...。

拳銃の発砲事件が２件続いて発生。犯人はガンマニアで暴力団風の男に売りつけられたと供述した。
拳銃はベレッタ、１年前に暴力団が密売したものと同じ銃だった。
当時、岩城が組長の阿久津を逮捕したが、三枝が弁護し無罪放免されていた。
密輸ルート壊滅の指令を受けた岩城達は捜査に乗り出す。
小夜子と共に金を貸してほしいという口実で阿久津を訪ねた三枝だったが、阿久津は金の件はきっぱり拒否。
しかし、小夜子を気に入り面倒をみたいと言い出す。
阿久津をマークしていた三枝は、拳銃取引の現場に潜入するが見つかり撃たれてしまう。
しかし、銃弾からその銃もベレッタだと分かり...。

ひき逃げ事件が起こり、北野商事社長・北野の運転手が車を無断拝借して事故を起こしたとの遺書を残し自殺した。
しかし、２人の目撃者が運転していたのは北野本人で、後部座席にもう一人乗っていたと証言。
北野は逮捕されるがすぐに釈放され、目撃者の一人が地下鉄のホームから転落して死亡してしまう。
事件の裏を暴こうと北野商事に社員として潜入した岩城は、
北野の弁護をなぜか民事専門の女性弁護士、晶子が担当していることを知る。
岩城は北野と晶子をつなぐ者がいるはずとにらみ、北野の車の後部座席にいた謎の人物を追うが...。

渋谷のローン会社が襲われ現金１億円が奪われた。犯人は岩城。
大規模な強盗殺人事件が続発し、犯人がいずれも逮捕直前に姿を消していることから
逃亡を手助けする組織の存在が浮かび上がった。
その組織をつきとめるために岩城がローン会社の協力を得て事件をでっち上げたのだ。
そして、捜査の結果、運送会社社長・児玉が逃亡に手を貸していることが判明する。
そんなとき、長谷が裏刑事を解散すると言ってくる。
長谷は何か大きな力が働いていることを警告し、雅子が行方不明になっていることを告げる。
その矢先、雅子の無残に殺された死体が発見され...。