イントロダクション
アジアの歌姫テレサ・テンの人生をモデルにした創作ドラマ
テレサ・テンの家族らが初めてテレサ・テンの伝記的物語の撮影を許可した作品。テレサ・テンの伝説的な人生を誕生から描く。彼女がいかにして歌の道に踏み出し、いかにして一代の女王となったか、そしてその過程でいかにして苦悩と困難を乗り越えたか、その物語が披露される。
劇中には、テレサ・テンの歌が20曲以上登場する。もっとも人気のある《甜蜜蜜》《小城故事》《我只在乎你(日本語タイトル:時の流れに身をまかせ)》《月亮代表我的心》などが含まれる。音楽総監督はトップ音楽プロデューサーの梁翹柏。テレサ・テンが若い頃に歌った歌廰と呼ばれるショーレストランのシーンでは、当時の雰囲気がよくわかる。
テレサ・テン役のミシェル・チェンは、2011年の大ヒット映画『あの頃、君を追いかけた』で知られ“台湾の国民的女神”と称された人気女優。南カリフォルニア大学の出身で語学が堪能。本作で、習い始めのつたないところから、どんどん流暢になる日本語の他、英語など多言語を披露している。
国内外の多くの箇所で撮影された本作。主な撮影地は福建省平潭県。家族村の生活の原風景を再現するため、総建築面積4万平方メートルを超えるセットを構築。テレサ・テンが生まれ育った旧居、彼女が出演したラジオ局やコンサートホールなどを復元した。
あらすじ
1953年冬の早朝、台湾のとある眷村(国共内戦の結果、中国大陸から台湾に移住してきた人々の居住区)で、鄧家4人目にして初めての女の子・鄧筠(のちの麗君)が誕生した。幼くしてすでに歌唱力があり、歌の才能を示していた鄧筠だったが、父親の鄧枢は、反対していた。しかし、鄧筠がラジオ局の歌唱大会で1位をとったことをきっかけに、鄧枢は勉学と両立することを約束させ、鄧筠が歌を歌うことを応援する。鄧枢は退役後、移動屋台でマントウ売りを始める。ある時、父親がチンピラに絡まれているところに鄧筠と兄は遭遇する。店舗があれば…と思い立った兄と鄧筠は協力して歌で資金を稼ぐことを決意する。
テレサ・テンの歌は、今でも何曲も歌える位カラオケの定番でした。比較的現代の実在した人物のドラマですね。なんだか新鮮で、放映楽しみにしています!