【各話あらすじ】
1930年代、日本統治下の京城。富豪の御曹司ソヌ・ワンは10分あれば京城中の女をものにできると豪語するプレイボーイ。
いつものように仲間と違法ダンスホールを訪れたある夜、すぐ近くで1人の高利貸しが銃撃される。
殺害現場には"七必殺"と書かれた旗が残されていた。
自由で気楽な生活を謳歌していたワンは、ひょんなことから事件に巻き込まれてしまう。
ことの発端は1週間前、夜学教師ナ・ヨギョンとの偶然の出会いだった・・・。
事件の夜、ワンは部屋に逃げ込んできたヨギョンを成り行きでかくまうことになる。
そこに現れたのは逃亡中の犯人を捜索していた朝鮮総督府のエリート、イ・スヒョン。
ワンは久しい再会を果たしたかつての親友に敵意のまなざしを向ける。
一方ヨギョンは独立運動家の卵として祖国解放に力を尽くし、京城では"朝鮮最後の女(チョマジャ)"という異名を取る、石のように堅い女性だった。
そんなこととは知るよしもないワンは、同僚とのパーティーの席で「チョマジャを落とせなかったら独立運動に身を捧げる」という賭けをしてしまう。
殺人事件を捜査していた刑事イ・ガングは高級料亭ミョンビン館のスター芸妓チャ・ソンジュを重要参考人として取り調べる。
警察署を訪れたソンジュは、そこで総督府の役人となったスヒョンの姿を見つけ驚く。
彼女は幼い頃、独立運動に身を投じていた学生スヒョンに命を救われた過去があったのだった。
一方、賭けに勝つためヨギョンを落とそうとあれこれ手を尽くすワンは、いっこうになびかないヨギョンを前に自信喪失。
だがある日、ヨギョンの心をつかむ起死回生のチャンスが訪れる。
ヨギョンの周辺を執拗に探っていたイ・ガングは、彼女の教え子で殺された高利貸しに恨みを抱いていた少年イノの犯行だとにらむ。
事件後、行方不明になっている彼の所在について厳しい取り調べを受けるヨギョン。
しかしイノは彼女も知り得ない秘密の場所にかくまわれていた。
ワンの協力により無事帰宅したヨギョンは、彼の誠実さや心の奥にある苦悩に気づき、徐々に心を開いていく。
そんな時、ヨギョンのもとにある一通の不思議な手紙が舞い込んでくる。
暗号めいたその文書は、ある秘密結社からのものだった。
兄の命日、ワンはスヒョンに兄ミンの死の真相を尋ねる。
少年時代、ミンと共に独立運動に身を投じていたスヒョン。
ワンはスヒョンから信じがたい言葉を聞かされる。
その頃ヨギョンのもとに1人の使者が現れる。
意外な人物の訪問に戸惑う彼女は行方不明だったイノと再会。
祖国解放のため彼らと志を共にすることを誓う。
一方ガングは、事件の周辺人物がみな高級料亭ミョンビン館に関わっていることに気づく。
そして"七必殺"の第二の犠牲者に運命の時が迫っていたその時、ソンジュは、突然訪れたスヒョンからある謎めいた話を聞かされる。
秘密結社"愛論団"の一員となったヨギョン。
思わぬアクシデントで外泊することになったワンとヨギョンは、その距離を少しずつ縮めていく。
その頃、鍾路署には"七必殺"の殺人予告状が投げ込まれ、スヒョンら捜査員は厳重な警戒にあたっていた。
そんな中、貴族出身で総督府の上田課長夫人幸子は自叙伝出版のため"ちらし"編集部を訪れていた。
引き受けなければ廃刊すると言われ困り果てた編集部の面々は、ワンを巻き込もうと画策。
仲間にうまく言いくるめられたワンは、幸子夫人主催のパーティー会場に足を運ぶ。
そこでは密かに次の暗殺計画が準備されていた。
パーティー会場で1人の日本人高官が殺された。
事件発生直前、被害者のそばにいたヨギョンは負傷し病院に搬送される。
一方、居合わせたワンとソンジュは警察の取り調べを受ける。
招待されていないはずのヨギョンがなぜ会場にいたのかを問われ、彼女が事件に関わっていることに薄々気づいていたワンは、仕方なくヨギョンを賭けの対象にしていたことを明かす。
賭けのことなど知るよしもないヨギョンは、ワンから兄の死を経験したことにより屈折した思いを抱えるようになったことを明かされる。
2人の仲が急接近するなか、再びヨギョンにイ・ガングの捜査の手が・・・。
ワンが仲間と賭けをしていたことを知ったヨギョンは深く傷つき、彼への恋心を捨てようと決心する。
ヨギョンから二度と姿を現すなと言われたワンは、弁明しようとするがヨギョンは聞く耳を持たない。
その頃、事件現場を捜索していたガングは蛍光塗料が塗ってあるガラスの破片を発見。
それは被害者が持っていた懐中時計の一部で、何者かによって持ち去られていた。
事件発生時、被害者のすぐそばにいたヨギョンは警察から一層疑われることに。
そんな彼女に新たな指令が組織から下る。
ヨギョンが警察に連行されたことを知り、ワンは父や継母の力を借りて救出しようする。
解放され、拷問の後遺症に苦しみ無気力状態に陥るヨギョン。
そんな様子を知り、いてもたってもいられないワンは彼女を連れ出し、元気づけようと手を尽くす。
一方、ヨギョンのことが心配でこっそり様子を見に行ったイノは、警察に見つかってしまう。
身柄を拘束したスヒョンは、彼を捜査に利用することに。
そんな中、ワンはヨギョンとソンジュの様子にただならぬものを感じ、2人が乗った車を尾行する。
暗殺組織"愛論団"の正体を知ってしまったワンは、ソンジュからメンバーになるよう説得されるが頑強に拒む。
一方、スヒョンはイノにミョンビン館での仕事に就き、ヨギョンとソンジュの行動を報告するよう指示。
北間島に売られた妹との再会を条件に出されたイノは、断り切れず引き受けてしまう。
その頃、国内での武器入手ルートが断たれた愛論団は、日本での調達を計画。話を立ち聞きしていたワンは、ヨギョンが危険な任務に名乗りを上げたことに慌て、代わりに自分が行くと宣言してしまう。
幼い頃スヒョンの言葉に救われ、抗日運動に身を投じることになったソンジュは、スヒョンがなぜ総督府に入ったのか、その理由を図りかねながらも彼の本質は変わっていないと信じる。
一方ガングは、武器取引の日にオートバイで現れた者が暗殺事件の容疑者であるとにらみ、事件への関与が疑われるメンバーを暗殺の犯行現場に呼び出す。
そして、次の計画を準備している愛論団では、度重なる失敗からソンジュを実行メンバーから外す決定が下されていた。
納得できないソンジュは、これまで正体不明だったボスに直談判を申し入れる。
スヒョンがボスであることを知ったソンジュ。
これまで陰ながら自分やメンバーたちを守ってくれていたことに気づくと同時に、彼が抱える深い苦しみに触れたソンジュは、ワンに彼を許してあげてほしいと訴える。
一方ワンは、日本行きを前にヨギョンとの穏やかな時を過ごしていた。
危険な任務を背負うワンに、やさしい言葉をかけようとしても、いつもの調子で反発してしまうヨギョン。
そして、渡航前スヒョンのもとを訪れたワンはそこにイノの姿を見つけ、スヒョンがイノを利用していると思い込む。
スヒョンとソンジュの話を偶然耳にしたヨギョンは、ミンの死の真相をワンに話す。
スヒョンを問いただしたワンは、兄の死に隠された真実とスヒョンが兄の志を受け継でいることを知り、共に祖国解放に身を捧げることを誓う。
その頃、イノは密かにガングに捕らえられ、拷問を受けていた。
一方ヨギョンは、ワンに好意を持っている美幸から二人で日本に留学するつもりだと告げられる。
その頃、愛論団は"ちらし"の編集長タックに接近。
実は武器の専門家という裏の顔を持つ彼をメンバーに引き入れようとしていた。
次の標的が決まり、"七必殺"暗殺計画完了に向けて突き進む愛論団。
組織員たちは訓練に余念がない。
同志となったワンとヨギョンは共に革命に身を投じようと誓い合うが、ワンはヨギョンには銃を持たせないと宣言する。
その頃イノを監禁していたガングは、彼から愛論団のメンバーの名を吐かせようとしていた。
そして暗殺計画実行の日、愛論団のメンバーは標的である議員が演説をする京城駅前に集結、計画を実行に移す。
まんまとしてやられた総督府の面々は怒りに震え、愛論団のボスを逮捕し公開処刑をすると宣言する。
ヨギョンが連れ去られたことを知り、現場に駆けつけたワンは不意を突かれ、ガングに痛めつけられてしまう。
ガングの身勝手な行動を知ったスヒョンは、ただちに2人の救出に向かう。
瀕死のワンを前に怒りが収まらないヨギョンは銃を取り、復讐を決意。
スヒョンはそんなヨギョンに、愛論団はただの殺人集団ではないと戒める。
そしてガングに脅され愛論団の詳しい組織構造を調べるよう言われたイノはミョンビン館に戻ったものの、どうするべきか悩んでいた。
そんな中、愛論団による第四の暗殺が実行される。
イノの供述によりアジトを突き止められた愛論団。
ソンジュは自らを犠牲にしてスヒョンと組織を守り抜く。
愛論団のボスが死んだことを告げる新聞記事にはソンジュの写真が掲載される。
事件は終息するかに思えたものの、暗殺の標的はまだ1人残っていた。
そんな中、最終計画実行の日に備えて心の準備をしていたワンやヨギョンは、スヒョンから突然計画を中止することを告げられる。
スヒョンはたった1人で無謀な賭けに身を投じようとしていた。それに気づいたワンは思いとどまるよう説得する。
私はハンジミンのファンなので京城スキャンダルよかったので見たいです。よろしくね。今明日もスンリを見ています。