一太は夜の新宿をテーマにした囲み記事"若者24時"の取材をすることになった。だが、ろくな記事も書けず、鬼丸に怒鳴られて必死の面持ちで再び新宿へ。ゲームセンターで遊んでいる少女・由美子に会い話をしているうちにラブホテルへ・・・。

銀行強盗の犯人のかたわれで家出中の小谷、一太は偶然知り合う。そして、自殺しようと家族との思い出の場所、大涌谷にむかった小谷を追った一太は、なぜか小谷と手錠につながれたまま警察から逃げるはめに・・・

一太は、ラブホテルのデート嬢殺人事件の取材の帰り道、近く取り壊される予定の二階建てアパートで人影を発見。めぐみと恐る恐る中へ入っていくと孝、守の10歳ぐらいの兄弟がいた・・・

"怪盗下りぐも"が白金のマンションに現われ、現金70万円を盗んで逃走。これが36件目の犯行で警視庁の平塚六三刑事部長は、職を賭けて犯人逮捕を急ぐと発表。平塚が職を賭けるといった時は逮捕間近かというのが記者クラブでの評価なのだが、今度ばかりは難しそうに見えた・・・

一太が突然、南新宿署に結婚詐欺の容疑でひっぱられた。しかし、被害者のの証言で、犯人は、一太の名をかたったニセ者と判明し、とりあえず釈放されたが・・・

子供から「サンタクロースはいますか」との投書に社会部の連中が頭を抱えているところに、葛飾の教会の養護施設の子供、岸ひろみ、邦夫姉弟が訪ねてきた...

正月二日、一太やツルが鬼丸家で年始の挨拶をしていると、フジが突然、鬼丸に見合い写真を出してきた。
鬼丸は、5年前に妻・道子を亡くし、これまで浮いた話もなく、母親フジも心配でならない。
ところが、鬼丸には意中の人がいて・・・

一太は、原稿刷りに行き、道がわからず交番で聞いていると老婆・畑中トラが幽霊だ！と言ってかけ込んできた。
ところが、交番の巡査は、冷たく相手にしようとせず、一太は腹を立てる。
一太が食ってかかると警官は、トラの幽霊騒ぎは嘘で、これで5度目だとはき捨てるように言った・・・

ピアノの練習をしていた山岸洋子・圭子の美人姉妹が住宅街で散弾銃で撃たれ、ケガをする事件が発生した。
洋子は、音楽大学の学生で、妹・圭子も今年、音楽大学を受験するとかで、朝から夜までピアノの練習に明け暮れ、近所からもピアノ騒音の苦情が出ていた矢先の出来事だった・・・・

鬼丸家に、警察の者だと名乗る男から、今、男が金をゆすりに行くから、黙って金を渡してくれ、玄関を出たところを逮捕するからという電話が入った。留守番のフジは、すっかり信じたが」、一太が詐欺と見破ったため、その男は、あっけなく平塚刑事に逮捕された。

住宅公団住宅局長で次回の総選挙に立候補が噂されている三上秀一と秘書の金坂保男が加井原興業から2億円　収賄容疑で警察の事情聴取を受けるという事件が発生。二人とも身の潔白を主張する記者会見を行った夜、金坂が新宿のホテル13階から投身自殺をした・・・

とある朝の夕方、一太は口裂け女と遭遇してびっくり仰天。
口を大きなマスクで覆った髪の長いその女は、「私、きれい？」と迫ったが・・・

記者稼業の楽しさを知って、ルンルン気分の一太を見て嫌な予感を覚える鬼丸。
そんな折り、留守番中の一太にサラ金強盗と手配されている桜井から電話が入った・・・

ある夜、鬼丸家にへそくりの泥棒が入った。フジがぬかみそ漬のかめに隠していた10万円と指輪、剛が辞書ケースに隠していた20万円、めぐみが状差しにまぎれこませていた7万円がものの見事に隠し場所を見破られ盗まれていた。

東京湾から老婆の死体が見つかった。単にはねられたうえ海にすてられたものとわかり、一太が被害者の足どりをたどると・・・

一太が若い女性が狙われる連続通り魔事件の犯人を知っているとうたれこみを受けた。
早速、その男が店長をつとめるキャバレーにツルがホステスとして潜入する。

坂西記者のもとに寅井組のチンピラ・丸山から何億という覚醒剤の取り引きについて教えたいという電話が入り・・・

宿直の夜、一太は母を殺したので自首したい、つきあってくれという電話を受けた。あわてて、その家へ行ってみると全くのいたずら電話だった。

一太は、鬼丸からとんでもない用を頼まれた。鬼丸の大学時代の恩師で、先頃退職した板垣の身の回りの面倒をみてやってくれという。一太は、公私混同だと怒ったが、キャップの命令にはさからえず・・・

一太はとある銀行の前でひったくりと遭遇、追いかけて捕まえ警察に引き渡した。それだけなら、さほどのことではなかったが、実はこのひったくり、あと2日で時効が成立する強盗事件の犯人の片割れだった・・・

とある中学で札つきの不良生徒が教師にナイフで斬りかかり逃亡するという事件が発生し、各紙は一斉にこれを記事にしたが・・・

ある日、一太の車の中に、風呂敷包みが放りこまれてあった。開けてみると、中には何と、骨箱と位牌。添えられていた手紙から、一太が依然取材の途中で出会った男が放りこんだものとわかる・・・

一太はとある警察署でハツという初老の女と出会った。発は、息子の汚名を晴らしてくれと一太に頼んだ。ハツの息子は、新聞報道によれば、5日前、友人と酒を飲んだうえ、無免許でオートバイに乗り、電柱に激突し即死していた・・・

東和日報の人事異動が近づいた。鬼丸キャップが本社の社会部長に昇進するらしいということで、記者クラブはわきかえった。また、一太がニューヨーク特派員に推薦されたが、密かに愛情を抱き続けているツルを一緒にニューヨークに連れて行きたいのだった・・・