深小姫に起こった怪奇事件。
それは、12年前にあった連続幼児誘拐事件『松田事件』が関係していた。
刑事・山崎に協力を求められ、足を踏み入れてしまった深小姫。
そこで待っていたのは、犯人の凄惨で悲しい過去だった。
果たして、深小姫はこの事件にどう立ち向かうのだろうか......？

休暇中、車にしがみつく子供たちの霊を目撃してしまう深小姫。
一方、ある工事現場から大量の子供の骨が見つかり、この捜査に乗り出した県警の山崎は
『松田事件』と関係していると断定する。果たして『松田事件』とは？
子供たちの霊とどのようなつながりが？ この怪奇事件に深小姫は巻き込まれてしまうのか......。

以前、母子霊の対策で出会った少女・アイと再会した深小姫。だが、彼女の様子がおかしい。
どうやら霊が見えるようになっていたのだ。深小姫は、霊に関わってはいけないとアイに厳しく言い放つ。
そんな中、惣一郎から対策を依頼される深小姫。
一方、アイは深小姫の忠告を無視し、亡霊のいる場所へと引き寄せられていく。

深小姫は、SMクラブで働くかたわら、死者の魂の言葉を伝える生業・口寄屋の世界で生きていた。
そんな彼女に都の生活対策課に勤める惣一郎から依頼が入る。
内容はマンションに現れる母子の霊を浄化すること。
母が子を虐待死させ、自らも命を絶ったというが、...その真相は一人の少女とクマのぬいぐるみが握っていた。