第8話 寛大
絹は初めてあった琴子を寛大な態度で迎え入れた。心の中には激しい嫉妬の嵐が吹き荒れていたが・・・。琴子もまた同じ気持ちだった。そんなとき、文彦が仲間たちをけしかけて猛にさんざん意地悪をする。最初は耐えていた猛もついに爆発して文彦に殴りかかった。一部始終を見ていた琴子は猛の味方をした。絹はあくまでも文彦をかばう。二人の女は互いに押さえつけていた感情をぶつけ合った。そこへ、伝右衛門が現われ、事態はますます険悪なムードに。伝右衛門が猛と琴子の味方ばかりすると逆上した絹は、突然家を出て行ってしまう。