3月31日~4月4日
3月31日(月)
「『石破よお前もか!?』"政治とカネ"後半国会と政局の行方」
ゲスト:伊藤 惇夫(政治アナリスト)、鈴木 哲夫(ジャーナリスト)
「クリーンなイメージ」が売りだった石破首相に浮上した「商品券問題」。脆弱な党内基盤の上、少数与党での難しい政権運営は、せっかく維新を巻き込み、予算案の年度内成立に目途を付けていたところだったが、一転厳しさを増している。"政治とカネ"国会の焦点は企業団体献金問題。自民党の「改選組」参議院議員からは「首相退陣要求」も出たものの、世論調査では「"商品券"はNOだが辞任には及ばず」が6割を超えて党内に「石破おろし」は拡がってはいない。
ゲストは、長年永田町を取材してきた伊藤 惇夫さんと、石破首相の胸のうちを探り『石破茂の頭の中』の著者、鈴木哲夫さん。石破政権と今後の国会の行方について徹底分析する。
4月1日(火)
「思惑交錯のウクライナ停戦交渉 最悪のシナリオとは?」
ゲスト:兵頭 慎治(防衛研究所研究幹事)、鶴岡 路人(慶應義塾大学教授)
ウクライナとロシアは海上輸送路として重要な黒海での戦闘停止で合意。しかし、ロシアは米欧の制裁解除を条件にするなど思惑が交錯する。プーチン氏の発言にいら立ちを示すトランプ氏は「今週再びプーチン氏と協議する予定だ」と語った。「元ビジネスマン」 のトランプ氏と「元スパイ」のプーチン氏。異なる背景を持つ2人の交渉の行方は?一方、欧州の「有志連合」は米国なしでもウクライナを守る覚悟を示せるか?
ゲストは防衛研究所研究幹事の兵頭慎治氏、慶應義塾大学准教授の鶴岡路人氏。米露が主導する停戦交渉の最悪のシナリオを予測し、ウクライナ最新情勢を徹底分析する。
4月2日(水)
「米国復権の切り札に?トランプ大統領「相互関税」発動へ」
ゲスト:川瀬 剛志(上智大学法学部教授)、エミン・ユルマズ(エコノミスト)
トランプ米大統領は今月2日、「相互関税」の詳細を発表。「相互関税」は貿易相手国が米国の輸入品に課す関税と同じ税率を米国も相手国に課すというもの。トランプ氏は全ての国が対象だとしているが、世界経済への影響は?「米国第一主義」を掲げるトランプ氏だが、関税発動で米国の製造業は復活できるのか? トランプ政権の「相互関税」は、日本も対象になるとみられている。また、トランプ氏は『米国企業が不利益を被っている』として、日本の消費税を問題視しているとの指摘も...。それは一体なぜなのか?3日からは自動車に25%の追加関税が発動されるが、石破政権は「トランプ関税」にどう対処していくべきか?
ゲストは、国際経済法や関税政策などが専門の上智大学法学部教授・川瀬剛志氏と、日本を含む世界の株式市場や、経済の動向について情報発信するエコノミストのエミン・ユルマズ氏。「関税男=タリフマン」を自称するトランプ氏の狙いや、関税政策の今後を読み解く。
4月3日(木)
「政局のカギ握る国民民主 後半国会にどう臨む? 玉木代表に聞く!」
ゲスト:玉木 雄一郎(国民民主党代表)、田﨑 史郎(政治ジャーナリスト)
少数与党国会のキーマン国民民主党玉木代表が生出演!4月以降に先送りとなった企業・団体献金の扱いにどう決着をつけるのか?新看板政策「もっと手取りを増やす!」の中身とは?参院選の戦略について語る! 政党支持率で立憲を抜き野党トップ!地方選でも躍進するなど勢いを増す国民民主党。内閣不信任案可決なら玉木首相誕生!?その覚悟について問う!
ゲストは国民民主党代表の玉木雄一郎氏と政治ジャーナリストの田﨑史郎氏。波乱含みの後半国会の行方について徹底討論。
4月4日(金)
「令和のコメ騒動勃発 石破首相が秘める農政改革の中身に迫る!」
ゲスト:小里 泰弘(前農林水産大臣)
昨年夏から始まったコメの品薄状態。また小売価格は昨年のおよそ2倍まで高騰、これを受けて政府は備蓄米を放出することになった。政府はコメは足りていると言うが、今回の価格高騰の本当の原因はどこにあるのか。日本は戦後、食糧管理法でコメの生産、流通を管理、コメが余ってくると減反政策で生産量を調整し、価格の下落を抑えてきた。その後自由市場に移行したが、政策の変遷は日本のコメ産業に何をもたらしたのか。担い手不足など農家を取り巻く環境が厳しさを増す中、持続可能な農業のため石破首相はどのような改革を打ち出そうとしているのか。石破政権で農水相として政策を支えた小里泰弘氏に、農政改革のあるべき姿を問う。