#6  死者のあやまち DEAD MAN`S FOLLY(後編)

ジョージ・スタッブス卿が開催する祭りで"推理殺人ゲーム"のシナリオを任されたオリヴァ夫人。度重なる変更に誰かが死ぬ予感がする彼女は、ポワロを"デヴォンのナス屋敷"に呼び出す。スタッブス卿の妻であるハティは知能の面で少し問題がある様子で、彼女のいとこ"エティエンヌ・ド・スーザ"が祭りの日に訪問することを手紙で知らされると「彼は人殺しなのよ!会いたくない」と取り乱す。祭りが開始されると、別人のように陽気に振る舞うハティだったが、ほどなくして姿が見当たらなくなる。彼女を探しにボート小屋に向かうと、そこには死体役に役を変更された14歳の少女の遺体があった。事件から何日経過してもハティは失踪したまま・・・バスや列車を利用した形跡はなく、まだ彼女は敷地内にいると推測された。屋敷の元所有者でハティの後見人だったフォリアット夫人の「世間とは忌まわしい所」という言葉が気になるポワロ。そんななか、外国人のド・スーザに殺人容疑がかけられ、彼のヨットを捜索するとハティが失踪時にしていた指輪が見つかる。