#4 ビッグ・フォー THE BIG FOUR(後編)
東西結束を実現する場であったはずの平和党のパーティーで"ロシアのチェス王"サヴァロノフ博士が対局中に感電死する。ポワロは、対局相手で平和党の代表ライランドにチェス盤の入手先を尋ねるが、博士の死は自身とは無関係だと一蹴される。だが直後にライランドは失踪してしまう。新聞記者であるタイソーに"ビッグ4"の情報を提供していたと思われる身元不明の男は刺殺され、平和党のナンバー1と目される"リー・チャン・イェン"の伝記の著者で、中国愛好家の"ジョナサン・ウォリー"は喉を切られて殺されているのが見つかる。"ビッグ4"や平和党に絡む人物が次々と襲われるなか、ポワロは"メトセラ劇団"にかつて所属していた"フロッシー・モンロー"という女性に辿り着く。彼女には、熱烈なファンである"謎の人物"から手紙とともに数々の贈り物がされていた。その手紙に書かれた「口づけを4つ」の言葉に、秘密結社"ビッグ4"との繋がりを感じるポワロ・・・真相に近づき始めた彼は、向かった先の部屋の爆発に巻き込まれて死亡する。