#3 ビッグ・フォー THE BIG FOUR(前編)
名探偵"エルキュール・ポワロ"の訃報が届く。ジャップ警視監ら旧友が集まるなか葬儀が執り行われ、棺はポワロの杖とともに埋葬された・・・。4週間前、平和党のパーティーでジャップ警視監はポワロと久々の再会を果たしていた。会場には平和党の一員であるマダム・オリヴィエや、英国外交団で平和党の支援者であるペインター氏ら多数の大物が揃っていた。そんななか、ゲストとして招かれていた"ロシアのチェス王"サヴァロノフ博士が、平和党の代表であるライランドとの対局中に急死する。新聞記者であるタイソーは、心臓の衰弱による自然死とされた博士の死に疑問を唱え、世界征服を目論む秘密結社"ビッグ4"との関係やライランドの正体について暴こうとしていた。博士が最期に握っていた"白のビショップ"に金属片が仕込まれていたことで死因を突き止めたポワロは、その事実をジャップ警視監とともにライランドに伝える。犯人扱いされ、証拠を見せろと威嚇するライランドだったが、彼はそのまま姿を消し行方不明となってしまう・・・。