第53話  復讐の彼方に

莅陽長公主が明かした謝玉の文の内容を受け、皇族や重臣は次々と梁帝に赤焰事案の再審を訴える。これに激怒した梁帝だったが、この局面が梅長蘇によって作られ、皇太子(蕭景琰)がすでに朝廷全体を掌握していると悟り、梅長蘇を単独で養居殿へ召すよう命じる。梅長蘇は祁王と赤焰軍、林一族の無念を訴え、梁帝が赤焰事案の再審を求める代わりに、決して林殊の身分で朝廷には戻らないことを約束、かつて自分を溺愛してくれた伯父 梁帝に別れの言葉を告げ...。