第45話  再会

謀反を起こした誉王を捕らえ、慶歴軍を平定した梁帝は、皇后が謀反に共謀したと踏み、再度 都を掌握するため蒙摯を帰京させる。そんな中、靖王の配下が以前 孤山に出没した珍獣を捕獲。梅長蘇は世話をさせてほしいと靖王に願い出、薬を飲ませたうえに自分の血まで与える。実はその珍獣は全身を白い毛に覆われた人間だった。その正体を確信した梅長蘇は、白い毛の男がはめていた腕輪を手に取る。腕輪には梅長蘇がずっと懐かしみ続けていた者の名が刻まれていた。