第36話 楼は存するも 古き友は他人の如し(上)
白愁飛に刺された蘇夢枕は行方知れずとなり、白愁飛は配下に捜させたが、遺体はまだ見つかっていなかった。義兄殺しを実行し、後戻りできない白愁飛の手に握られていたのは、王小石の生存を知らせる文だった。王小石が死んだと信じたからこそ、この道へと踏み出したのにと葛藤する白愁飛。その頃、金風細雨楼を占領されて戻れず、庶民が住む一帯に身を隠した楊無邪、朱小腰たちは、根拠地を奪還しようと話し合っていた。
白愁飛に刺された蘇夢枕は行方知れずとなり、白愁飛は配下に捜させたが、遺体はまだ見つかっていなかった。義兄殺しを実行し、後戻りできない白愁飛の手に握られていたのは、王小石の生存を知らせる文だった。王小石が死んだと信じたからこそ、この道へと踏み出したのにと葛藤する白愁飛。その頃、金風細雨楼を占領されて戻れず、庶民が住む一帯に身を隠した楊無邪、朱小腰たちは、根拠地を奪還しようと話し合っていた。