第28話  風雨 縁を散らし 霜雪に馬は帰れず(下)

雷純が牢で苦しむ白愁飛の様子を侍女に伝えさせると、果たして蘇夢枕は雷純に会いに来た。白愁飛を牢から出すようとりなしを頼むと、雷純は私たちの情はもう終わったと冷たく言い放ち、短刀を手にする。捕らわれたままの白愁飛の前には、白高唐(はくこうとう)と名乗る老人が現れ、都で生きるのは難しいが、若い頃の気概は今も消えていないと話す。その頃、王小石は温柔とともに北方への逃避行を続けていたが、ある夜、追っ手が来たことを察知し...。