第18話 梅花 銀雪に映え 想いはついに届かず(下)
雷純は白愁飛に想い人がいると告げていた。10歳の頃、親同士が決めた縁談の場で、迷天盟の者に連れ去られそうになったところを蘇夢枕に助けられたこともあり、雷純には忘れられない思い出となっていた。落ち込む白愁飛を、王小石と温柔には慰めようもなかった。雷純が"白游今(はくゆうきん)"の絵を買ったのも、実は蘇夢枕に贈るためだったと分かり、男女の情でも、江湖や金風細雨楼での地位も蘇夢枕に勝てないという悔しさを白愁飛は募らせていった。
雷純は白愁飛に想い人がいると告げていた。10歳の頃、親同士が決めた縁談の場で、迷天盟の者に連れ去られそうになったところを蘇夢枕に助けられたこともあり、雷純には忘れられない思い出となっていた。落ち込む白愁飛を、王小石と温柔には慰めようもなかった。雷純が"白游今(はくゆうきん)"の絵を買ったのも、実は蘇夢枕に贈るためだったと分かり、男女の情でも、江湖や金風細雨楼での地位も蘇夢枕に勝てないという悔しさを白愁飛は募らせていった。