第11話 恩師
正月が近づき、朝廷では年の暮れの祭礼の準備が進められていた。皇太子の腹心である謝玉は礼部尚書と画策し、越氏を復位させぬことには暮れの祭礼が滞りなく進められないことを梁帝に進言、越氏は復位する。これに対し誉王側は、儒家を招いて朝堂で議論を行うことを提案、梁帝も渋々と認めるが、誉王に負けず東宮側も有名な儒家たちを揃えた。一方、梅長蘇は越氏の復位に不満を持つ穆青に、ある玉を託し、儒家でも最も権威のある周玄清のもとへ遣わす。
正月が近づき、朝廷では年の暮れの祭礼の準備が進められていた。皇太子の腹心である謝玉は礼部尚書と画策し、越氏を復位させぬことには暮れの祭礼が滞りなく進められないことを梁帝に進言、越氏は復位する。これに対し誉王側は、儒家を招いて朝堂で議論を行うことを提案、梁帝も渋々と認めるが、誉王に負けず東宮側も有名な儒家たちを揃えた。一方、梅長蘇は越氏の復位に不満を持つ穆青に、ある玉を託し、儒家でも最も権威のある周玄清のもとへ遣わす。