第9話  雷雨 志を折らず 雲散り月現る(下)

王小石がやっと見つけた勤め先の薬舗が火事で燃えてしまった。王小石と白愁飛、そして金風細雨楼を追い詰めようとする六分半堂の仕業だった。王小石は繁華街で芸を売り、日銭を稼ごうとするが、白愁飛に尊厳を売り渡していると罵られてしまう。当の白愁飛は、描いた絵を画廊に掲げてもらったものの、全く売れず、都を離れることも考えていた。そんな白愁飛に、六分半堂の雷媚(らいび)が近づき、女の私が怖くないなら一緒に来てと言う。