#10 佐々木清隆氏が語る金融監督行政30年の紆余曲折
ゲスト: 佐々木 清隆(元 金融庁総合政策局長 / 一橋大学大学院経営管理研究科 客員教授)
北海道拓殖銀行や山一証券の破綻など、90年代後半に起こった金融危機からすでに25年以上が過ぎた。以来、日本の金融界は大きく変貌し、それにともない日本の金融監督行政も独自の歩み続け、今日に至っている。この間、金融機関を監督する側として数々の金融事件と向き合ってきた、ゲストの元金融庁総合政策局長の佐々木清隆さんは、問題に直面した時に「いかにその問題の本質を見抜いて、対応するか」ということが大切だと言う。およそ四半世紀にわたり、一貫して金融監督行政に携わり、前線に立ち続けてきた佐々木さんに、日本の金融監督行政、企業統治、そしてこれからの世代に期待することについて、聞いた。