第10回  地域で価値を生み出す 中小企業のオンリーワン戦略

先の見えない時代を生きる中小企業の経営者たち。今こそ、イノベーションを生み出す戦略思考が求められている。

瀬戸内海が広がる香川県高松市屋島にある、オーベルジュ・ドゥ・オオイシ。「飲食店は立地が8割」といわれた時代に郊外へ出店。瀬戸内の新鮮な食材と屋島の地域資源を生かして独自の価値を生み出す。限界利益に着目しタイムリーな業績管理を行いながら、経営の持続可能性を高めてきた。大石シェフの想いは次世代へと受け継がれ、新たな挑戦がはじまる。

岩手県盛岡市で、多くの市民に愛される老舗コッペパン専門店、福田パン。地域に密着し独自の価値を高め、盛岡のソウルフードに定着した。原材料価格の高騰や人手不足など、厳しい経営環境の中、月次決算によるタイムリーな業績把握で課題の解決に取り組む。10年後を目指してパンの改良に取り組むなど、地域に愛されるパン屋として地道な努力を続ける。

オーベルジュ・ドゥ・オオイシ①
オーベルジュ・ドゥ・オオイシ②
オーベルジュ・ドゥ・オオイシ③.jpg
福田パン①
福田パン②
福田パン③