第8話  深夜の訪問者

蘭園の井戸で屍が見つかった事案には、皇太子派の重鎮である戸部尚書 楼之敬が一枚かんでいた。屍は以前 楼之敬が通っていた闇の娼館の妓女たちで、楼之敬自身も何人か殺めていたのである。その事実を知る男を確保した誉王は、すぐに証人として京兆尹へと突き出す。一方、梅長蘇は蒙大統領から勧められた邸宅を購入する。実はこの邸宅は靖王の屋敷と裏隣りという抜群の立地だった。そんな中、梅長蘇が居を移すということで、謝玉は卓鼎風に夜襲をかけさせるが、その現場を蕭景睿が目撃してしまい...。