第6話 主従の原則
霓凰郡主を皇太子派の者に嫁がせるという越貴妃と皇太子の画策は失敗に終わったが、最終的にこの件で最大の勝者となったのは誉王だった。郡主と靖王は蒙大統領から、郡主を救出するための一連の行動は梅長蘇による指示だったことを知る。靖王は共に大事を成したければ、郡主のような善良な者を利用しないよう警告、梅長蘇も自分に絶対の信頼を置いてほしいと告げるのだった。そんな折、気晴らしに都の郊外へ出かけた蕭景睿と言豫津は、慶国公の事案を調べていた夏冬と遭遇する。夏冬は何者かの放った刺客に襲われ負傷していた。