第35話  人心の妙

皇帝は武攸決に、聯昉の長である公子楚の役割を継ぐよう命じる。神都最大の食糧庫である含嘉倉が爆破され、街では食糧の強奪や暴動が起き始めていた。爆破事件に関する朝廷の協議に呼ばれなかった李譯忱は宮殿に向かうが...。一方、含嘉倉の火災現場を調べていた武思月は、燃えかすの中に、存在するはずのない古い籾があることに気づく。