第49話  捨てられし者の矜持

城陽侯府の外に凌不疑に恨みを持つ左将軍が兵を率いて待ち受ける中、少商は負傷した凌不疑を馬に乗せて逃亡する。崖まで追い詰められると、凌不疑は少商を残して崖下に飛び込み、衝撃を受けた少商は倒れて寝込んでしまう。そんな中、曲陵侯府に三皇子が乗り込んでくる。重臣らが連名で凌不疑を弾劾するというのだ。目を覚ました少商は三皇子と共に参内、左御史中丞が先陣を切って凌不疑の厳罰を求める中、少商は文帝に凌不疑の秘密を明かす...。