第42話  家門の災い

凌不疑が寿春に出征し成婚の準備に忙しい程少商だったが、突然程家に災難が襲い掛かる。勅命で銅牛県に向かった程始が銅牛県令の顔忠と銅を運び出して敵に投降した疑いをかけられたのだ。朝臣らが程一族の断罪を叫ぶ中、頭を悩ませた文帝は真相の解明を命じる。一報を聞いた少商も袁慎の馬車で曲陵侯府に戻るが、以前凌不疑が痛めつけた御史中丞の弟、左将軍が既に乗り込んでいた。少商と袁慎は理を唱えて左将軍を追い返すも、程一家は廷尉府へ投獄されることになり...。