第18話  万象殿(ばんしょうでん)の暗流

神都に戻った高秉燭は、若庵がどうやって聯昉内の情報を得ていたかを見抜く。聯昉の中核である万象殿に間者が潜んでいると踏み、周囲の反発を受けつつも調査を進めていく高秉燭。その頃、百里弘毅も奩山から戻り、密告者が残した手がかりから春秋道の陰謀に迫っていた。百里弘毅は柳然の身に危害が及ばないよう接触を避け、密かに武思月と作戦を練る。しかしその動きを敵も察知していた。