第29話 偏愛される喜び
長秋宮で宮中の礼儀を学ぶことになった程少商。毎日凌不疑の送迎で参内するが、待ち受けていたのは案の定、難しい知識や聖賢の教えだった。しかし皇后は上から押さえつけはせず、少商の長所を認め、愛情を注ぐ。そんな皇后の姿に少商は心から敬意を表す。夜、凌不疑は少商を皇宮の城壁に連れていき、都中に灯る明かりを見せて思いを吐露し、少商に口づけするのだった。そして参内を始めて数日後、皇后の従妹である文修君が長秋宮を訪れる。文修君は激しい剣幕で皇后に迫ると...。
長秋宮で宮中の礼儀を学ぶことになった程少商。毎日凌不疑の送迎で参内するが、待ち受けていたのは案の定、難しい知識や聖賢の教えだった。しかし皇后は上から押さえつけはせず、少商の長所を認め、愛情を注ぐ。そんな皇后の姿に少商は心から敬意を表す。夜、凌不疑は少商を皇宮の城壁に連れていき、都中に灯る明かりを見せて思いを吐露し、少商に口づけするのだった。そして参内を始めて数日後、皇后の従妹である文修君が長秋宮を訪れる。文修君は激しい剣幕で皇后に迫ると...。