第146回  東京・国分寺で歴史探訪と絶品料理を堪能

今回の舞台は、万葉の歴史と自然が調和した街、国分寺。都心からわずか30分ほどでアクセスできる便利さと、古代の遺跡から湧水群まで、さまざまな観光スポットが凝縮された場所です。風情ある街並みで佇む、太田さんが衝撃を受けた武蔵野の隠れた名店をご紹介します。

武蔵国分寺と寺を支えたお鷹の道・真姿の池湧水群は、国分寺市を代表する散歩コース。環境省選定の名水百選の一つにもなっています。江戸時代の面影残す清流と湧水の散歩道で太田さん、武蔵野の自然に包まれながら存分に散策を愉しみました。

さて評判を聞きつけて訪れたのが、蕎麦割烹の名店「武蔵国分寺 潮」。丹精込めた一品一品に訪れた料理人たちが皆感嘆したという、至福の味が待っていました。まずは石川の銘酒「遊穂 純米酒」から。おススメの豆腐味噌漬は1年半も味噌につけ込んだ豆腐。鱧松茸巻きは、名残の鱧に旬の松茸を包んで焼き上げた逸品。畳みかける様に今度は、ウニの磯辺あげ。そのどれもが完成度が高く、芸術的で、深く豊かな味わいを心ゆくまで堪能しました。

太田和彦のふらり旅 新・居酒屋百選
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