11月25日~11月29日
11月25日(月)
「緊急取材!イスラエル空爆下のレバノン 難民100万超で混乱の大地」
ゲスト:遠藤 正雄(ジャーナリスト / 報道カメラマン)、宮田 律(現代イスラム研究センター理事長)
現在、中東のレバノンでは、イスラエルによる激しい空爆を受けて、実に人口の2割以上が避難民となり、もともと国内にいたシリアからの難民150万人も再び避難を強いられている。こうした状況をジャーナリストの遠藤正雄氏が緊急取材! 遠藤氏が見たイスラエル軍の空爆を受けたベイルートの街並み、被害を受けた市民たちが入院する病院、イスラエル軍の地上侵攻でゴーストタウンとなった南部地域、そして海岸沿いの避難所で暮らす人々の姿。避難民たちの証言を通じて、イスラエルによる攻撃がもたらす人道危機の実態と、国際社会に求められる支援のあり方とは...!?
ゲストは、レバノン現地を取材したジャーナリストの遠藤正雄氏と、現代イスラム研究の専門家宮田律氏。遠藤氏の取材映像を踏まえながら、今後のレバノンや中東情勢の行方について分析する。
11月26日(火)
「ロシア新型ミサイルの衝撃!核兵器使用への前兆か?」
ゲスト:畔蒜 泰助(笹川平和財団 上席研究員)、長谷川 雄之(防衛省防衛研究所 主任研究官)
プーチン大統領は、新型の中距離弾道ミサイル「オレシュニク」でウクライナ東部を攻撃したと発表。新型ミサイルの量産化を宣言し、「実戦含め発射実験を続けていく」と語った。核兵器の使用基準を従来よりも引き下げることを承認して間もないだけに、プーチン氏の新型ミサイル攻撃は何を意味するのか? 一方、プーチン氏は11月7日にソチで開かれた「バルダイ会議」で、日本の対露制裁は「米国の命令を受けたもの」と強調。その上で、日本との関係は「誇らしい時期もあった」と指摘し、「日本との関係を構築する用意がある」と述べた。日本への秋波か、プーチン発言の真意は?
ゲストは、「バルダイ会議」に出席し、直接プーチン氏へ質問を行った、笹川平和財団主任研究員の畔蒜泰助氏。防衛研究所主任研究官の長谷川雄之氏。プーチン氏の実像に迫り、今後のウクライナ戦況の行方を分析する。
11月27日(水)
「石破外交が本格始動 「強権人事」トランプ2期目にどう対処?」
ゲスト:中林 美恵子(早稲田大学教授)、小谷 哲男(明海大学教授)
石破首相は今月、南米で開催されたAPEC(アジア太平洋経済協力会議)首脳会議、G20(20カ国・地域)首脳会議に出席し、本格的な外交デビューを果たした。しかし、APECでは各国首脳と座ったまま握手する姿が物議を呼んだ。石破首相は日本のリーダーとして世界に存在感を示せたのか? 南米訪問後、石破首相は米国でトランプ次期大統領との会談を模索するも実現には至らず...。早期の会談実現は?トランプ氏は来年1月の2期目政権発足に向け、自身への忠誠を重視した強権的ともいえる閣僚人事を進めている。トランプ人事が日本に与える影響と石破首相の対米戦略は?
ゲストは、日米関係などが専門の早稲田大学教授・中林美恵子氏と、米国の政治・外交などが専門の明海大学教授・小谷哲男氏。トランプ氏再登板で米中対立の激化が懸念される中、石破政権の外交政策について考える。
11月28日(木)
「臨時国会の焦点 与野党議員に問う"年収の壁" どこまで撤廃?」
ゲスト:田村 憲久(自民党 政調会長代行)、長妻 昭(立憲民主党 代表代行)
臨時国会を前に、政府は39兆円規模の総合経済対策を閣議決定した。経済成長や物価高の克服、安心・安全の確保を柱に、幅広い施策が盛り込まれている。その中でも注目されるのが、国民民主党が提案している「103万円の壁」の引き上げだ。これが実現するかどうかが補正予算案成立を左右されるとあって、与野党の協議に注目が集まっている。しかし地方自治体からは税収減による行政サービスへの影響を懸念する声も上がり、実際、どれほどの引き上げが行われ、手取り額はどう変わるのか?また、手取りが減る可能性が指摘されている106万円・130万円の「社会保険料の壁」。この対応策として、立憲民主党は給付支援制度の創設を提案しているが、与党との協議の中でどこまで実現可能か注目される。
与野党間で本格化した「年収の壁」対策の議論。社会保険料の壁を含め、厚生労働大臣を務めた経験を持つ自民党の田村憲久氏と、立憲民主党の長妻昭氏とともに考える。
11月29日(金)「鈴木哲夫の永田町ショータイム」番外編
「本の街・神保町 いま読む、鷗外・漱石・一葉」
ゲスト:吉岡 忍(作家)
今回は番外編。「本の街」東京神田・神保町の魅力を伝える。「古書の聖地」として世界に類を見ない文化の宝庫でもある神保町。デジタル時代に紙の本と出逢える貴重な場所の未来像とは。
2024年11月4日開催のシンポジウム『ふるさと文学2024 鷗外・漱石・一葉の神保町』(主催:本の街・神保町を元気にする会)を一部紹介。森鷗外・夏目漱石・樋口一葉ら文豪の若き日の姿を追い現代に託されたメッセージに光をあてる。なお、シンポジウムの第1部、第2部、第3部は、全編ノーカットでBS11のYouTube公式チャンネルで配信中(2024年3月末まで)
出演は、作家で日本ペンクラブ前会長の吉岡忍氏。「私の神保町」と題して鈴木哲夫、中江有里、プチ鹿島のレギュラー陣もエピソードを披露し神保町愛を語り合う。