第20話  防衛図を巡る攻防

繰り広げられる賀遠亭と姫元溯の張り合いは花琉璃の頭痛の種となっていた。そんな中、賀遠亭が花府に泊まり込むのは花琉璃への下心と同時に、辺境防衛図を盗み出そうと企(たくら)んでいるからだと察した花琉璃と姫元溯。あえて偽の防衛図をつかませることで敵の裏をかこうとするが、そのために姫元溯が考え出したのは思いもよらない奇策だった。花長空の科挙当日、ついに防衛図を阿瓦(あが)に盗み出させることに成功した賀遠亭は、強気で和議に臨むが...。