第16話  愛の証しは使いよう

"裏山"と記した紙を花琉璃の部屋へ放り込んだ姫元溯。不安なまま待ち続けるが、現れた花琉璃の姿を見て顔をほころばせる。話をするうちに、花神廟で姫元溯が線香を上げていた相手は自分が思っていた人ではないと知った花琉璃は、安堵している自分に気づき、姫元溯のことが好きだと自覚する。一方、賀遠亭に深手を負わされた雲寒(うんかん)を太師(たいし)府にかくまった杜琇瑩(としゅうえい)は、手厚く看病をしていた。そんな杜琇瑩に雲寒は、姫元溯に届けるよう呼び笛を託す。