第6話  ロールキャベツ

監督:松岡錠司 脚本:向井康介
出演:小林薫、安藤玉恵、柴田理恵、高橋周平

肌寒くなってきたある日、マスター(小林薫)はロールキャベツをあらかじめ多めに仕込んでいる。喜ぶ常連客たちだったが、新しくできた男、キミトシ(高橋周平)と店にきていたストリッパーのマリリン(安藤玉恵)だけは、「母親がロールキャベツを作る日は、男のところに出かける日だった」と気が乗らない。
その母、エリ(柴田理恵)が急に入院することになり、見舞うために福島の実家に戻るマリリン。しかし、エリの病状はたいしたことがなく、つきあっている男を紹介されるばかりか、「ダンサー」として患者仲間に紹介され、マリリンはショックをうける。
後日、マリリンの踊る新宿ニューアート前に、エリの姿が。エリには上手く伝えられなかった娘への思いがあり、ある優しい嘘をついていた。