9月30日~10月4日

9月30日(月)
「あす首班指名!新総裁で自民党は変わるのか? 解散・総選挙の行方」

ゲスト:鈴木 哲夫(ジャーナリスト)、山田 惠資(時事通信解説委員)

党史上最多の9人の候補者が乱立した総裁選を経て誕生した自民党石破新総裁は、明日召集の臨時国会で首班指名を経て、新しい日本の総理大臣となる。そもそも今の自民党には、裏金問題・統一教会問題など解決すべき課題が山積。新総裁には、最優先で失われた国民の信頼を取り戻すことが求められている。総裁選で新総裁は、年内の解散・総選挙に言及した。しかし、震災に続き豪雨で大きな被害を受けた石川県能登地方への早急な対応が迫られている中、党利党略を優先してこれを強行すれば、国民の手厳しい審判を受けることにもなりかねない。果たして自民党は生まれ変わる事が出来るのだろうか。
ゲストは、長年にわたり政界の取材を続けている時事通信の山田惠資氏と、ジャーナリストの鈴木哲夫氏。自民党総裁選と立憲民主党代表選を経て明らかになった日本政治の課題や、近く予想される解散・総選挙、さらに日本の政治の未来について徹底分析する。


10月1日(火)
「石破新政権待つ難題とは?波乱政局!与野党が激論」

ゲスト:鈴木 馨祐(自民党衆議院議員)、落合 貴之(立憲民主党衆議院議員)

自民党の新総裁に選ばれた石破茂氏が、10月1日召集の臨時国会で102代目の首相に就任。党内基盤の弱い石破氏は、党内人事・閣僚人事で「刷新感」をどう訴えるのか?衆院選10月27日投開票の意向を固めた背景は?石破新政権は待ち受ける難題にどう対処するのか? 一方、立憲民主党の新代表に就いた野田佳彦氏は、政権交代に向け「中道保守」路線を掲げる。早期の解散・総選挙に野田氏はどんな党内運営と選挙戦略を描くのか?
ゲストは、自民党議員と、立憲民主党衆院議員の落合貴之氏。自民党総裁選、立憲民主党代表選を終えた与野党の論客議員は、今回の党首選びで何を重視し行動したのか?そして、総選挙への備えとは?与野党議員が本音で激論を交わす。


10月2日(水)
「大詰め米大統領選 石破新政権の対米戦略は?」

ゲスト:渡部 恒雄(笹川平和財団上席フェロー)、前嶋 和弘(上智大学総合グローバル学部教授)

大詰めの米大統領選。日本時間の2日午前、民主党ウォルズ氏と共和党バンス氏の両副大統領候補が、テレビ討論会で初対決。ハリス氏とトランプ氏の支持率が拮抗する中、残り1カ月となる選挙戦最終盤に勝敗の行方を左右する「オクトーバー(10月)サプライズ」は起こるのか?日本では1日、自民党の石破茂新総裁が102代首相に就任。組閣を経て新政権が始動。石破首相は総裁選の政策論争で、日米地位協定の見直しに言及。米国に自衛隊の訓練基地を設けるべきだとの考えを示し、「日米同盟強化のためには極めて有効だ」と指摘している。米大統領選後を見据えた石破政権の対米戦略とは?
ゲストは、日米の政治・外交が専門の笹川平和財団上席フェローの渡部恒雄氏と、現代米国政治・外交が専門の上智大学教授・前嶋和弘氏。米大統領選の勝敗を握るカギは何か?日米関係の行方についても議論。


10月3日(木)
「短期決戦!今月27日投開票 石破首相の思惑と各党の戦略」

ゲスト:岩井 奉信(日本大学名誉教授)、城本 勝(ジャーナリスト)

過去最多の9人が立候補した自民党総裁選。大混戦の末、石破茂氏が悲願の新総裁の座を勝ち取り、今月1日に第102代内閣総理大臣に選出された。自民党役員人事と閣僚人事を行い、石破新体制がスタート。党の新執行部には、麻生氏・菅氏という首相経験者に加え、総裁選で戦った小泉進次郎氏も起用された。石破首相は新内閣を「納得と共感内閣」と命名し、国民に納得・共感される政治を推進する意向を強調。閣僚は13人が初入閣。官房長官には林氏を続投させ、財務大臣には加藤勝信氏を起用。刷新感と安定感のバランスを取った布陣となった。注目の総選挙は、今月27日投開票を宣言。これまで早期解散には慎重だった姿勢を一転させ、就任からわずか8日後。野党は「論戦から逃げた」と猛反発し、対抗姿勢を強めている。なぜ石破総理は態度を急変させたのか。
ゲストは日本大学名誉教授の岩井奉信氏と、ジャーナリストの城本勝氏。短期決戦という大博打に踏み切った背景、自公が見据える勝敗ラインとは。さらに、対峙する野党は一枚岩になれるのか今後を見通す。


10月4日(金)
「石破新政権は脱アベノミクスを目指すのか?」

ゲスト:軽部 謙介(ジャーナリスト / 帝京大学経済学部教授)、久江 雅彦(共同通信特別編集委員)

史上最多9人の候補で争われた自民党総裁選を、5度目のチャレンジで勝ち抜いた石破茂新総裁。しかし、新総裁誕生に市場は敏感に反応した。総裁選出直後に円高が急激に進行し、週明けには株価が大きく下落した。石破政権の金融政策転換を警戒する反応と受け止められている。総裁選中は、経済政策として、「成長と分配の好循環」や「金融所得課税」などに触れた石破氏だが、果たしてそれは、脱アベノミクスを目指すものなのか?
もし脱アベノミクスを目指す場合、この先日本経済には何が起こるのか?ジャーナリストで帝京大学教授の軽部謙介氏と共同通信の久江雅彦特別編集委員をゲストに、経済政策を軸に石破政権と日本のこれからを展望する。