第18話  

死んでも側室にはならないという陸安然(りく・あんぜん)の言葉に驚く穆澤(ぼく・たく)。それから間もなく、陸家の屋敷に蕭映(しょう・えい)将軍が兵を率いて現れた。昀(いん)が人質として役に立たないと見るや、穆澤は次なる手段に出たのだ。北臨(ほくりん)と通じているという密告があったとして、軽舟(けいしゅう)は捕縛された。穆澤と手を結び、このような工作をする者は1人しかいない――安然の脳裏に浮かんだ人物とは...。