第16話  

陸安然(りく・あんぜん)を激しく叱責する軽舟(けいしゅう)。陸家を守るためとはいえ、異母妹である欣然(きんぜん)の醜聞を利用したことに憤っていたのだ。しかし安然は、「こうなると分かってた。だから後悔はしてない」と言い放つ。彼女の決意は、それほどに強いものだった。そんな出来事からしばらくの後、陸家の埠頭で客同士のもめ事が。沈蘭渓(しん・らんけい)は、店で仕事中の夫に代わり、仲裁しようと港へ向かうのだが...。