第44話  漁夫の利

紀元前238年、秦王の嬴政は加冠の儀を行うため、太后の趙姫と秦の古都である雍城に向かうが、咸陽に残った嫪毐は王璽と太后璽を乱用して挙兵の準備を整えていた。一方、嫪毐から咸陽を守ってほしいと嬴政に頼まれた呂不韋は、謀叛軍との激戦を強いられる。