第15話  

穆川(ぼく・せん)の念願であった"太平倉"が完成した。まるで自分の夢が叶ったかのように喜ぶ陸安然(りく・あんぜん)は、権謀術数が渦巻く瀚京(かんけい)を離れる決心をしたと話す。穆川もまた、治水工事が終わったら都を離れられると告げるのだった。一方、慶(けい)王府では事件が。夫から寵愛を受けるどころか、一顧だにもされず焦った欣然(きんぜん)が、穆澤(ぼく・たく)に媚薬を飲ませようとしたのだ。欣然は府内に軟禁され...。