8月26日~8月30日

8月26日(月)
「"ポスト岸田"選ぶ自民総裁選本格化! 国民の政治不信どう解消する!?」

ゲスト:鈴木 哲夫(ジャーナリスト)、山田 惠資(時事通信解説委員)

突然の岸田総理の不出馬宣言で活発化した"ポスト岸田"を決める自民党総裁選。自民党選管は、来月12日告示、同27日投開票と、1995年以降で最長の選挙期間と決め、キャッチコピーを「ザ・マッチ」と決め、事実上の選挙戦はスタートした。
麻生派を除く派閥が一応解散した「派閥無き総裁選」には11人が出馬に意欲を示すという "乱立状態"だ。岸田総理は、不出馬会見に当たって「私が示した改革路線を進める方を...」などと語ったが、果たして「政治とカネ」の問題で失墜した党の信頼回復を図るに資する改革はなされたのか?
番組では、鈴木哲夫さんと山田惠資さんという二人のベテランジャーナリストをゲストに迎えて、今回の自民党総裁選の争点や問題点、そして同時期に行われる一方の野党第一党立憲民主党の代表選の動向も含めて今問われている日本の政治の問題点についても徹底検証する。


8月27日(火)
「ウクライナ越境攻撃の衝撃...クレムリンに異変か?」

ゲスト:名越 健郎(拓殖大学客員教授)、佐々木 正明(大和大学教授)

ロシアの領土が外国軍の侵略を受けたのは第2次世界大戦後初めて。しかし、プーチン大統領は「侵略」や「戦争」という言葉を使わず、「挑発行為」と言い続けている。そこにはどんな思惑があるのか?また越境攻撃から3週間経ってもロシア側の占領地奪還の動きが緩慢なのはなぜか?ウクライナによるロシア・クルスク州侵攻で浮上した「クレムリンの異変」を探る。
一方、ウクライナがリスクを冒して越境攻撃に踏み切った理由は何か?今回の作戦は米国などの支援国にも伝えず極秘に準備したとされる。ゼレンスキー大統領は「戦果」を停戦協議に向けた交渉材料にしたい考えを示しているが、ロシアは交渉に否定的な姿勢を見せている。越境攻撃で奪取した土地を「切り札」にすることはできるのか?果たして戦争終結への道すじは見えているのか見通す。
ゲストは時事通信社でモスクワ支局長、外信部長などを歴任した拓殖大学客員教授の名越健郎氏と、産経新聞でモスクワ支局長を務めた大和大学教授の佐々木正明氏。ウクライナの真意、「クレムリン」でいま何が起きているのか、そしてウクライナとロシアの戦争の今後を解説する。


8月28日(水)
「ハリス氏勢いピークか?トランプ氏巻き返し策は 接戦!?米大統領選」

ゲスト:前嶋 和弘(上智大学総合グローバル学部教授)、豊田 祐基子(ロイター通信日本支局長)

22日に閉幕した米民主党大会。ハリス氏は指名受諾演説で「すべての米国民のための大統領になることを約束する」と宣言。テレビ平均視聴率は推計2890万人と、先月のトランプ氏の共和党大会演説の数字を約50万人上回ったという。熱狂に包まれた党大会を経て、ハリス氏は勢いを持続できるのか?
一方、失速気味の共和党・トランプ氏は来月のテレビ討論会に出席しない可能性を示唆しけん制する。23日には、無所属のロバート・ケネディ・ジュニア氏が選挙戦から撤退し、トランプ支持を表明。トランプ氏は自身が当選した場合、ケネディ氏の要職での起用を検討すると述べたが、今後の選挙戦にどう影響するのか?トランプ氏の巻き返し策は?
ゲストは、現代米国政治・外交が専門の上智大学教授・前嶋和弘氏と、長年にわたり米国情勢を取材するロイター通信日本支局長・豊田祐基子氏。全米支持率で拮抗状態が続く中、選挙戦終盤に向けたハリス氏、トランプ氏両陣営の戦略を探る。


8月29日(木)
「枝野幸男前代表に聞く、立憲民主党代表選挙と政権奪取のビジョン」

ゲスト:枝野 幸男(立憲民主党前代表)、伊藤 惇夫(政治アナリスト)

3年前の衆議院選挙で議席数減の責任をとって辞任した立憲民主党・枝野前代表が来月の代表選挙に出馬を表明。今回、再び手を挙げた背景には何が...。野党第一党として野党をどうまとめるのか。政権奪取のために掲げる政策とビジョンとは?
経済政策として掲げた「人間中心の経済」ヒューマンエコノミクスとは?消費税減税ではなく中間層までいきわたる税額控除とは?物価高や円安への具体的な対策は?岩田キャスターが単独インタビュー!
政治アナリストの伊藤惇夫氏と共に野党連携の在り方や政権交代に必要なビジョンについて議論する。


8月30日(金) 「鈴木哲夫の永田町ショータイム」
「派閥なき権力闘争?ウラ読み!自民党総裁選」

ゲスト:細川 隆三(政治ジャーナリスト)

永田町の常識は世間の非常識!?日本政治の中枢・永田町にまつわる秘話やエピソードを独自の視点で熟視してきた取材経験豊富な出演者らが、ひざづめで政治談議。 国会の裏話や"政界雑学"でいまが楽しくわかるトークエンターテインメント番組です。
今回は自民党総裁選。派閥全盛期の総裁選は「実弾」が飛び交う権力闘争だった。1972年、佐藤栄作総裁の後継を巡って「三角大福」(三木武夫氏・田中角栄氏・大平正芳氏・福田赳夫氏)の4人が立候補した総裁選。当時、田中角栄元首相の秘書だった朝賀昭氏が、壮絶な裏側を語る。
来月の総裁選は岸田首相の不出馬表明で、これまでにない数の立候補者が出馬する見通し。裏金問題をうけて派閥なき前代未聞の総裁選だが、果たして自民党刷新を実現できるのか。
出演は、鈴木哲夫、中江有里、プチ鹿島のレギュラー陣と、政治ジャーナリストの細川隆三氏。