7月29日~8月2日

7月29日(月)
「河野太郎大臣に聞く日本のデジタル化の現状と課題 そして政治の未来」

ゲスト:河野 太郎(デジタル行財政改革担当大臣 / 自民党衆院議員)

政府のデジタル化推進の象徴とも言えるマイナンバーカード。普及の旗振り役を担ってきたのが、河野太郎デジタル大臣。その「突破力」と普及のための様々な施策によって、普及率は全人口の80%を突破した。しかし欧米に比べて、まだまだ「デジタル後進国」に甘んじているとされる日本。果たしてその現状と課題とは...?
国民の政治不信が高まる原因の一つは、与党自民党の裏金問題。日本のデジタル化の推進は、果たして「政治不信」を解決する一助となるのか?あるいはそこに横たわる課題や障害とは?
河野太郎デジタル大臣が生出演。日本のデジタル化の現在地と課題を聞く。さらに「次の首相候補」として常に名前が挙がる河野氏に、日本の政治や、9月に迫った自民党総裁選はどうあるべきかを直撃する。


7月30日(火)
「旋風!? ハリス氏猛追! トランプ氏次の戦略は? 米大統領選まで98日...」

ゲスト:小西 克哉(国際ジャーナリスト)、前田 和馬(第一生命経済研究所 主任エコノミスト)

米大統領選の候補者を決める党大会を前に、急速にまとまった民主党。挙党体制の中、いま「ハリス旋風」が吹く。一日で集めた献金が史上最高額を記録したり、各界著名人などSNS上の支持表明も広がっている。副大統領だったけどどんな人か分からない...。これまで不人気だったハリス氏が"旋風"を起こしているのはなぜか?果たして「初の女性大統領」誕生はあるのか?
一方、共和党トランプ陣営は39歳バンス氏を使って、「トランプ主義」をより先鋭化させていくのか?「ドリル・ベイビー・ドリル」時代に逆行する石油増産で物価高を終わらせる、や「輸入品に一律10%、中国には60%課税」など国内産業の保護を掲げ、ラストベルトの貧しい「忘れられた白人層」の票の獲得に躍起だ。さらに、バンス氏の出産経験のない女性中傷発言が選挙戦にどう影響するかも注目されている。
ゲストはアメリカの政治動向、社会情勢に詳しい国際ジャーナリストの小西克哉氏と、アメリカの経済、社会環境に関する調査・研究の専門家で第一生命経済研究所主任エコノミストの前田和馬氏。最新情報を交えて混迷のアメリカ大統領選の行方を読み解く。


7月31日(水)
「ウクライナ情勢と米大統領選 プーチン氏『もしトラ』に戦々恐々?」

ゲスト:石川 一洋(ジャーナリスト / 元NHKモスクワ支局長)、合六 強(二松学舎大学准教授)

米大統領選はハリス副大統領とトランプ前大統領の対決が濃厚に。世界が注目する選挙結果は今後のウクライナ支援を大きく左右する。ウクライナのゼレンスキー大統領は早くもトランプ氏と電話会談。民主・共和どちらの政権になっても対応できる体制を整える。
一方、ロシア・プーチン大統領は、2月に国営テレビのインタビューで「トランプ氏よりバイデン氏の勝利が望ましい」と述べたが、それ以降、表立った発言は控えている。プーチン氏は米大統領選の現状をどう見ているのか?専門家は、ハリス政権が望ましく、「トランプ復権」に戦々恐々としている可能性が高いと指摘するがそのワケとは?
ゲストは、元NHKモスクワ支局長で30年以上にわたりロシア情勢を取材するジャーナリスト・石川一洋氏と、欧州の安全保障が専門で、ウクライナの内情にも精通する二松学舎大学准教授・合六強氏。11月の米大統領選を見据えたロシア・ウクライナの思惑に迫る。


8月1日(木)
「松本総務大臣に聞く! ふるさと納税・SNS詐欺・AI普及への取り組み」

ゲスト:松本 剛明(総務大臣)

魅力的な返礼品とお得感が人気を集め、利用者が増加している「ふるさと納税」。しかし、仲介サイトでは利用者獲得を背景にポイント付与競争が過熱している。これを受けて、総務省はポイントの原資を自治体が負担しているとして、来年10月からポイント付与を禁止すると発表。私たちや自治体には、どのような影響があるのか?
一方、スマートフォンの普及に伴い、SNSが一般的な情報入手手段となっていますが、同時にSNSを悪用したなりすまし詐欺や著名人を偽った投資詐欺も急増。匿名性や表現の自由とのバランスを取り、どう規制するのか、国としての取り組みは?
松本総務大臣が生出演。自民党総裁選についても聞く。


8月2日(金)
「緊張を増す東アジア・日本外交はいま何をすべきか?」

ゲスト:藪中 三十二(元外務事務次官)

日本を取り巻く安全保障環境が厳しさを増す中、アメリカ大統領選が本格的な選挙戦に入った。もし、トランプ氏が大統領に返り咲いた場合、日本の安全保障、経済にも大きな影響が及び、対応が迫られることが予想される。 台湾有事は?尖閣は?関税引き上げは?大統領選の結果次第では日本に大きな影響を及ぼす課題が、トランプ氏お得意の「ディール」の対象になったりすることはないのか?その時、中国、ロシア、北朝鮮はどう出るのか? 今回の番組では、元外務事務次官の藪中三十二さんをゲストに迎え、藪中さんが唱える「日本の安全保障に不可欠な3つの取り組み」を軸に、東アジアの平和と安定を維持するために、いま日本外交が何をすべきか考えます。