第33話  弟の死

成蟜は敵と通じて国に叛し、王を陥れようとした罪で処刑された。相邦の呂不韋は、韓と趙を利用して成蟜を殺すことに成功した上、政情の不安を口実に、嬴政の加冠と親政を2年延期する狙いも現実にした。嬴政は成蟜の死が親政を阻止するための陰謀だと悟る。