第29話  巻き狩り

嬴政は婚儀を済ませると、加冠の儀を前に自ら親政への準備を進めるため、嬴一族の宗室だけを宴に招待する。宗室側も自分たちの戦功が爵位へと変わる日を待ち望み、嬴政の親政を支持することに合意したが、これまで国政を握ってきた呂不韋と太后の趙姫は、失権を恐れて嬴政の親政を拒もうとする。