第2話  

婚姻から5年。その間に陸安然(りく・あんぜん)は毓(いく)という男の子を授かったが、その一方で慶(けい)王・穆澤(ぼく・たく)は蕭映(しょう・えい)将軍の妹・驚雀(きょうじゃく)を側室に迎えた。宮中での生活には慣れたものの、穆澤は公務で忙しく、安然は一抹の寂しさを抱えていた。しばらくして、蕭驚雀の懐妊が明らかに。しかし彼女は、所詮側室である自分の子は世子にはなれないと嘆くのだった。そんななか、毓が不慮の事故に遭い...。