第21話  亀裂

燕の太子である丹は、趙の朝廷内での不穏を好機に燕と秦の連合攻撃によって邯鄲を落とす案を秦に持ち込む。秦王の嬴政もこれに賛同するが、相邦の呂不韋は秦の国策である水利工事と趙への出兵の両方は賄えないことから、兵を出さずに趙から城や土地を得られるという甘羅の策を採用する。