第35話  

師父の白建徳を殺したのは玉無縁かもしれないと知った風惜雲と豊蘭息は、玉無縁と玄極令に何らかの関わりがあるのではないかと調べを進める。一方、風惜雲率いる青州軍に連敗を喫し、怒りに打ち震える幽州王は自ら戦場に赴くことを決断。皇朝も駙馬(ふば)でありながらそれを止めようとしない。しかし、幽州の金衣騎(きんいき)は風惜雲が操る天下に名高い血鳳陣(けつほうじん)を前に惨敗。無為な犠牲を増やしたくない風惜雲は、自ら幽州王に向けて弓をつがえるが...。