第33話  

雍州の世子となった豊蘭息は、母の霊前で白風夕を娶ることを誓う。そんな時、白風夕は父である青州王が重い病であるとの知らせを受ける。1人で雍州を離れることを決意する白風夕に、豊蘭息は「何があろうと一緒に立ち向かう」と告げ、ともに青州へ向かう。幽州軍が青州に迫る中、青州世子の風写月は妹・風惜雲に政を託し、自ら出陣することを決めていた。一方、幽州軍営では皇朝と玉無縁がそれぞれの思惑のもと、策を巡らしていた。