第32話  

王宰相と共謀して前王妃を毒殺したことが暴露されるのを絶対に阻止したい百里氏は、雍州王の誕辰の日に奸臣(かんしん)排除の名目で豊莒に挙兵させることを決意。しかし、母の死因を調べていた豊蘭息がこの動きを察知する。誕辰の祝宴が執り行われる中、永平侯の軍旗の下に3万の反乱軍が都に攻め入ったとの急報が入る。一刻を争う中で豊莒は雍州王から兵符を譲り受け、世子の冊封(さくほう)も受けるが、突然、雍州を離れていたはずの豊蘭息が王宮に現れ...。