第15話  独裁

秦は東方進出を再開した。法による統治を進める呂不韋は、自らが廃止した斬首の功を敢行した麃公を引退に追い込む。法治には理解を示すも独裁を進める呂不韋に嬴政は複雑な思いを抱く。一方、秦の圧政に悩む韓では王子である韓非が政治改革による富国強兵を進言する。また趙では太子の座を狙う趙偃が毛遂の取り込みを図っていた。そんな中、呂不韋が進める政綱に目を通し始めた嬴政は、そこに李斯の名を発見し、大いに興味を抱く。