第31話  

「青州の世子が政(まつりごと)を行っている」と報告を受けた幽州王は、青州王の崩御は近いとみて義理の息子となった皇朝とともに直ちに青州への出陣を決める。一方、幽州と冀州が婚姻関係を結んだことで、雍州王はどう動くべきか考えあぐねていたが、宰相たちに意見を聞き青州との境に兵を送ることにする。その頃、豊蘭息と白風夕は、豊蘭息の母の死に関係があるかもしれない謎の毒"牽機(けんき)"の手掛かりを求め、隠れ市で牽機を売る医聖(いせい)に接近を試みていた。